ロールケージはボディ剛性には関係ない?
2005.02.21 クルマ生活Q&A ボディロールケージはボディ剛性には関係ない?
私の「ポルシェ911 GT3」には純正のロールケージが装着されています。前半分が部分的に取外しできるというもので、サービスマニュアルには「公道走行の際には前半分を取り外してください」と記載があります。ということは、この純正のロールケージは乗員保護のためのもので、ボディ剛性には影響はないのでしょうか? 付けたり外したりして乗っていますが、私には剛性の変化は感じとるできないでいます。私が鈍感なのでしょうか?(INさん)
お答えします。ロールケージは基本的には乗員を守るためのものです。ボディ剛性の向上は、プラスアルファの効果と考えたほうがいいでしょう。
ポルシェに乗ったことがある方ならおわかりだと思いますが、ボディ剛性の高さはそんじょそこらの乗用車と比較になりません。GT3のサスペンションは、ノーマルの状態でもそうとうハードに設定されていますから、本来はボディ剛性を感じ取りやすいのですが、ノーマルの状態でもドライバーが感じられないほど剛性の高い仕上がりになっているということです。むしろ、通常走行でロールケージの有無によりボディ剛性がはっきりと変わるようでは、ポルシェの名が泣くというものです。
一般路での走行は何よりも安全性が第一です。つまり視認性と操作性が重要となりますね。
前半分のロールケージを装着したままでは、Aピラー部分の視認性や、足元のクラッチワークの操作性が懸念されます。そういった観点からポルシェは「公道では前半分を取り外して……」と言っているのだと思います。
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