「水野和敏的視点」 vol.84 BMW 218iアクティブツアラー ラグジュアリー(後編)

R35型「日産GT-R」の生みの親、育ての親であるだけでなく、レース界での活躍やセダンの進化への貢献など、自動車の世界で数々の成果を上げてきた水野和敏氏が本音でクルマを語り尽くす『mobileCG』の特集「水野和敏的視点」。今回は前回に続き、BMWブランド初のFFハッチバック「2シリーズ アクティブツアラー」をテストする。

■スロットルの“早開き”に疑問あり

今回も引き続き、BMW 2シリーズ アクティブツアラー(以下、アクティブツアラー)をチェックします。このクルマは、いわばFFモデルのスペシャリティーカーである「MINI」で成功を収めたBMWが、満を持してBMWブランドで投入したFFハッチバックです。なお、国内で販売されるアクティブツアラーには、1.5リッター直3ターボ(136ps、22.4kgm)と、2リッター直4ターボ(231ps、35.6kgm)の2種のエンジンが搭載されますが、今回試乗したのは前者です。

3気筒エンジンをかけると、振動が少々気になることは前回、指摘したとおり。アクセルペダルを踏んでいくと、スロットルがずいぶん“早開き”であることがわかります。つまり、実際にペダルを踏んだ量より、エンジン側のスロットルがはるかに大きく開いているのです。イメージとしては、ペダルを「1」踏むと、エンジン側のスロットルが「1.3」から「1.4」くらい開く印象。加速感を演出したいのでしょうが、これはちょっと過剰演出というべきでしょう。

かつて「スバル・レヴォーグ」をテストした時(第59回「スバル・レヴォーグ1.6GT EyeSight」)にも、同じような指摘をしたことを思い出しました。2リッターターボエンジンを搭載するレヴォーグは力に余裕があるため、ペダルを踏んだ量とスロットル開度が素直に比例していましたが、1.6リッターターボモデルでは、やはりスロットルを早開きにして力強さを演出していました。(つづく)

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(語り=水野和敏/まとめ=青木禎之<Office Henschel>/写真=小林俊樹)

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