BMW M4クーペ(後編)

2016.06.30 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTやD1グランプリなど、数々のモータースポーツシーンで活躍中のレーシングドライバー、谷口信輝が、歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回も引き続き、「BMW M4クーペ」に試乗する。431psの3リッター直6ターボユニットを搭載するスポーツクーペは、いったいどんなドライバーにお薦めなのか。谷口が分析する!

特別感は細部に宿る

BMW M4の後編は、まずスタイリングの印象を谷口信輝に語ってもらった。「デザインは、まあまあかな。別にイヤなわけじゃないけれど、ぐっと刺さるモノはないですね」

これまでの連載でお気づきのとおり、谷口は押し出しの強いメルセデス系デザインが好きで、おとなしめでブランド内の共通性を強く打ち出したアウディ系デザインにはあまり引かれないもよう。その意味でいえば、BMWはメルセデスよりもアウディに近い位置づけのように思える。「でも、アウディよりは押し出し感がありますよね。ただ、M4の特別感を打ち出しているのは、ボディー全体の作りというよりも、ブレーキとかホイールとかのパーツという印象が強い。だから、フツーの『4シリーズ』を買ってきて、そこにこういうパーツを付けてM4になりきってみせるという手ができなくもないような気がする。そこがちょっと残念かな」

では、インテリアはどうか? 「メーターとか、昔ながらのアナログ式で、『ザ・ハリ(針)』って感じですよね。でも、結局そういうのが一番見やすかったりするんですよ。ステアリングは、僕の嫌いなバックスキンじゃなくてスムーズレザーなのがいいですね。なんでバックスキンが嫌かというと、長年乗っていると、ステアリングの3時15分のところに手の汚れがたまってきて、臭くなったりするじゃないですか。あれが苦手なんです。それが人のクルマだったりすると、最悪ですよね。あと、シートはまったく印象に残っていません。僕の場合、印象に残っていないのは褒め言葉で、なんにも不都合がなかった証拠。シートはヘタに自己主張するよりも、そんなふうに黒子に徹しているほうがいいと僕は思いますよ」

 
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BMW M4クーペ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4685×1870×1385mm/ホイールベース:2810mm/車重:1640kg/駆動方式:FR/エンジン:3リッター直6 DOHC 32バルブ ターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:431ps(317kW)/7300rpm/最大トルク:56.1kgm(550Nm)/1850-5500rpm/タイヤ:(前)255/35ZR19 (後)275/35ZR19/車両本体価格:1132万円
BMW M4クーペ
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4685×1870×1385mm/ホイールベース:2810mm/車重:1640kg/駆動方式:FR/エンジン:3リッター直6 DOHC 32バルブ ターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:431ps(317kW)/7300rpm/最大トルク:56.1kgm(550Nm)/1850-5500rpm/タイヤ:(前)255/35ZR19 (後)275/35ZR19/車両本体価格:1132万円 拡大
 
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