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三菱アウトランダーPHEV Sエディション(4WD)

この道は未来へと続く 2017.12.19 挑戦し続ける三菱アウトランダーPHEV<PR> 2017年にクルマづくり100周年を迎えた三菱自動車が、この秋、新しいブランドメッセージ「Drive your Ambition」を掲げて大きく動き出した。クルマ社会は今、かつてない変革期を迎えている。そんな中で発表されたこのメッセージは、独創的なクルマづくりを志してきた同社にとっての、いわば決意のように響く。進化を続ける「アウトランダーPHEV」の試乗を通じて、このメッセージに込められた思いに触れてみる。

挑戦と探求が三菱のDNA

10月の東京モーターショーを前に三菱が新しいブランドメッセージを発表した。それが「Drive your Ambition」である。直訳するならば「あなたの志を前進させる、具体化させる」とでもなるだろうか。

そもそも三菱には、これまでの歴史の中で常に、前人未到の領域に積極的に足を踏み入れてきたブランドだという強烈な自負がある。たとえばSUV。世の中はまだ4WDといえばヘビーデューティーなものと認識していた頃に投入された「パジェロ」は、乗用車としての快適性、タフな走行性能、高い実用性によって、まさにそのジャンルを切り開く存在となった。

また、ここで培われたオールホイール・コントロールの思想にも触れないわけにはいかない。4輪の駆動力を制御することで車両姿勢を総合的にコントロールするS-AWC(スーパー・オール・ホイール・コントロール)の技術は、「ランサー エボリューション」で開花し、今や三菱のコアバリューのひとつとなっている。

電動化にしても、やはり同様のことが言えるだろう。他社に先駆けて量産EVとして「i-MiEV」を発売したのは、EVシフトなんて言葉が囁(ささや)かれるよりもずっと前、2009年のことである。将来のモビリティーの進むべき方向を、しっかり見定めていなければ、不可能だったことに違いない。

「時代をリードする新しい価値の提供」。振り返ってみれば、それは確かに三菱のDNAなのである。

東京モーターショーのプレスカンファレンスで新しいブランドメッセージ「Drive your Ambition」を発表する三菱自動車の益子 修CEO。
東京モーターショーのプレスカンファレンスで新しいブランドメッセージ「Drive your Ambition」を発表する三菱自動車の益子 修CEO。拡大
東京モーターショーでは2台の「アウトランダーPHEV」が展示された。2017年2月にマイナーチェンジを受け、EV走行を優先させる「EVプライオリティモード」が追加されている。
東京モーターショーでは2台の「アウトランダーPHEV」が展示された。2017年2月にマイナーチェンジを受け、EV走行を優先させる「EVプライオリティモード」が追加されている。拡大
新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」。日本では2018年春に発売される予定。
新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」。日本では2018年春に発売される予定。拡大
「エクリプス クロス」は、スタイリッシュなクーペフォルムに三菱らしいダイナミックなSUVの機動力を融合させたところが見どころ。
「エクリプス クロス」は、スタイリッシュなクーペフォルムに三菱らしいダイナミックなSUVの機動力を融合させたところが見どころ。拡大

先端技術でクルマはもっと楽しくなる

新しいブランドメッセージ「Drive your Ambition」は、これまでの三菱のこうした姿勢をあらためて具体化するものと言っていいかもしれない。そこには、いくつもの要素が込められている。

まず一番に挙げるべきは、積極的にクルマの新しい価値を提案、提供していくことだろう。また直近でユーザーにもたらされるものとしては、SUVの技術、要するに使い勝手やパッケージングに駆動力制御まで含めた強みに、よりフォーカスしていくということだ。

もちろん、そこには電動化技術も入ってくることになる。実は緻密な駆動力制御と電動化は、とても相性が良い。参考までに、東京モーターショーでお披露目されたコンセプトカー「e-EVOLUTION CONCEPT」は、フロント1基、リア2基の電気モーターで4輪を駆動するトリプルモーター4WDであり、リアには2基のモーターで構成されるデュアルモーターAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)を採用する。将来が楽しみな技術である。

こうした三菱にとって得意分野といえる要素に、最先端のコネクティビティー、AI(人工知能)などを組み合わせることで、ユーザーにとってはそのクルマが、どこかに行きたい、クルマをもっと楽しみたいという思いに応え、さらに加速させてくれる。「Drive your Ambition」を読み解くと、そんな答えに行き着きそうだ。

前述の通り、これは単にマーケティング的につけられた安易な言葉などではなく、これまで三菱が培ってきたものをあらためて、まったく新しいかたちで問うもの。そんな風に見るべきもののようである。

2018年秋の東京モーターショーでは、「Drive your Ambition」を体現する「e-EVOLUTION CONCEPT」が世界初公開された。車両を紹介するのは山下光彦CPLO(チーフ・プランニング・オフィサー)。
2018年秋の東京モーターショーでは、「Drive your Ambition」を体現する「e-EVOLUTION CONCEPT」が世界初公開された。車両を紹介するのは山下光彦CPLO(チーフ・プランニング・オフィサー)。拡大
「e-EVOLUTION CONCEPT」では三菱の強みであるSUV、EV、そしてシステムの融合による新たな運転体験という3つの価値を訴求している。
「e-EVOLUTION CONCEPT」では三菱の強みであるSUV、EV、そしてシステムの融合による新たな運転体験という3つの価値を訴求している。拡大
ユニークな形状のCピラーが目を引く。航空機の垂直尾翼をイメージしているという。
ユニークな形状のCピラーが目を引く。航空機の垂直尾翼をイメージしているという。拡大
東京モーターショーでは「MI-Assistant」と呼ばれるAIパーソナルアシスタントを搭載した「アウトランダーPHEV」も展示された。
東京モーターショーでは「MI-Assistant」と呼ばれるAIパーソナルアシスタントを搭載した「アウトランダーPHEV」も展示された。拡大

PHEVの進化は止まらない

三菱の現行ラインナップの中でいえば、アウトランダーPHEVこそ、そうしたブランドの精神を最も明確に体現した存在だと言えるだろう。このプラグインハイブリッドのSUVがデビューしたのは2013年のことなのだから、その先見の明には驚く。

このアウトランダーPHEVは、2017年にマイナーチェンジを行い、さらに進化を果たしている。試乗したのは「Sエディション」である。

その時の条件に応じて走行モードを自動的に切り替えるアウトランダーPHEV。200Vの外部電源につなげば約4時間で満充電となる、総電力量12kWhの大容量リチウムイオンバッテリーが十分に充電された状態であれば、EV走行モードでスタートする。あるいはスイッチによりEVプライオリティモードを選択し、強制的にエンジンの始動を止めることも可能だ。

電気モーターの特性で出足はピックアップに優れ、軽やかかつ滑らかに加速。エンジンを始動することなく最大で60.2kmもの距離を走ることができるから、普段はほとんどEVとして使うことができる。EVでの最高速度も120km/hに達するから、高速道路でもEV走行を楽しむことが可能だ。

急な登り勾配に差し掛かった時や、アクセルを深く踏み込んで加速しようとした時には自動的にエンジンが始動して発電を行う。そう、この時にはエンジンはあくまで発電用として機能して、駆動は電気モーターによって行われるのである。また、バッテリー充電量が減ってきた時にも、やはりエンジンが始動して、充電を開始する。この辺りの制御は、すべて自動。クルマに任せておけば、最も高効率に制御してくれる。徹底した遮音対策によって、エンジンのオン・オフを殊更に意識させられることがないのもうれしいポイントだ。

最上級グレード「Sエディション」は、「アウトランダーPHEV」にマイナーチェンジが施された2017年2月に、新たに設定された。より上質な乗り心地、優れた操縦安定性、プレミアム感のある内外装を特徴とする。
最上級グレード「Sエディション」は、「アウトランダーPHEV」にマイナーチェンジが施された2017年2月に、新たに設定された。より上質な乗り心地、優れた操縦安定性、プレミアム感のある内外装を特徴とする。拡大
「Sエディション」ではステアリングホイールやメーターフード、本革シートなど、インテリアの随所にレッドステッチが施される。
「Sエディション」ではステアリングホイールやメーターフード、本革シートなど、インテリアの随所にレッドステッチが施される。拡大
EV走行を持続する「EVプライオリティモード」は、センターコンソールにあるEVボタンを押して選択する。パーキングブレーキは2017年2月の改良で電動化されている。
EV走行を持続する「EVプライオリティモード」は、センターコンソールにあるEVボタンを押して選択する。パーキングブレーキは2017年2月の改良で電動化されている。拡大
試乗車のボディーカラーはホワイトパールとブラックマイカ(ルーフ部)の2トーン。
試乗車のボディーカラーはホワイトパールとブラックマイカ(ルーフ部)の2トーン。拡大

どう走るかはお望み次第

アウトランダーPHEVの制御で面白いのは、高速走行時に用意されたパラレル走行モードだ。高速道路を一定速度で走る時など、電気モーターではなくエンジンで直接、車輪を駆動した方が効率が良い場合に、自動的に走行モードを切り替えるのである。しかも、単にエンジンで走行するというだけでなく、必要とあれば同時にバッテリーの充電が行われるし、また鋭い加速を得たい時などには電気モーターが加勢してくれたりもする。

プラグインハイブリッドの最大のメリットは長い航続距離だが、アウトランダーPHEVの場合は、それだけにとどまらず、電気モーターとエンジンの両方の利点を最大限に生かして、高効率性と走行性能向上に充てている。そこが実にソソるのだ。

さらに、必要とあればバッテリー残量をできるだけキープしたい時に使うバッテリーセーブモード、あるいは走行中も停車中もエンジンを始動させて、積極的に充電を行うバッテリーチャージモードを任意で選択することもできる。出先でEV走行を楽しみたいなどのニーズに、まさに痒(かゆ)いところに手が届くという感じで応えてくれる。

そして、外部給電機能の存在も忘れてはいけない。満充電の状態なら、一般家庭で消費する電力の1日分を優に賄えるから、たとえば出先のキャンプ場で照明や調理に活用するなど、大容量のバッテリーを搭載するクルマならではの、さまざまな使い方が考えられるのだ。

「アウトランダーPHEV」はEV走行のほか、2種類のハイブリッド走行が可能。エンジンで発電した電力を使ってモーターだけで走る“シリーズ走行モード”、そしてエンジンで走ってモーターがアシストする“パラレル走行モード”だ。
「アウトランダーPHEV」はEV走行のほか、2種類のハイブリッド走行が可能。エンジンで発電した電力を使ってモーターだけで走る“シリーズ走行モード”、そしてエンジンで走ってモーターがアシストする“パラレル走行モード”だ。拡大
フロントに2リッター直4エンジンとモーターを、リアにモーターを搭載する4WDレイアウトを採る。
フロントに2リッター直4エンジンとモーターを、リアにモーターを搭載する4WDレイアウトを採る。拡大
バッテリーチャージモードとバッテリーセーブモードのスイッチは、シフトセレクターの手前に配置される。
バッテリーチャージモードとバッテリーセーブモードのスイッチは、シフトセレクターの手前に配置される。拡大
「Sエディション」にはスマートフォンとの連携機能が追加された「スマートフォン連携ディスプレイオーディオ」が標準で装備される。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応している。
「Sエディション」にはスマートフォンとの連携機能が追加された「スマートフォン連携ディスプレイオーディオ」が標準で装備される。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応している。拡大

想像がどんどん広がっていく

試乗したSエディションはフットワークもなかなかのものだった。構造用接着剤を用いることで剛性を向上させたボディーに、ビルシュタイン社製ダンパーの組み合わせで、ステアリングフィールはより濃密になり、サスペンションのストローク感もしっとりとしたものになった。ハンドリングは今どきの基準で見れば穏やかな味付けだが、家族や大切な人を乗せて、ゆったり長距離を行くのがこのクルマの本分だと考えれば、この設定は正解だろう。

そんな時にはS-AWCも大きな力となる。通常の市街地走行などでは恩恵にあずかることはほとんどないが、高速走行時、あるいはラフロード、突然の天候の変化などあらゆる状況下で、最適な駆動力を発揮して安心、安全なドライブを可能としてくれる、縁の下の力持ちだ。

アウトランダーPHEVに乗るといつも、その新しい走りの歓びにうならされる。プラグインハイブリッド・パワートレインは何度乗っても、場面に応じて生かせるさまざまな引き出しがあって飽きがこないのだ。しかも、それは決して飛び道具にはとどまっておらず、しっかりスムーズさ、上質さ、燃費や使い勝手につながっている。その上、SUVとしての確かな走破性、居住性、ユーティリティー性能も備わるのだ。このクルマじゃなければ得られない世界が、間違いなくある。このクルマといると、どうやって使おうか、こんな使い方があるんじゃないかといった想像がどんどん広がってくる。

そう、まさにこれぞ「Drive your Ambition」という言葉の体現している世界なのだろう。その旗印の下、このブランドがこの後、さらにどんな展開を見せるのかは、このアウトランダーPHEVを見ても、十分期待していいと思わされたのだ。

(文=島下泰久/写真=小林俊樹/編集=竹下元太郎)

旋回時のライントレース性や走行時の安定性に寄与するS-AWCは、悪路でも大いに有効。スリップ量が小さい安定した走行に貢献する。4WD LOCKモードスイッチを使えば、より4WDらしい高い走破性を発揮する。
旋回時のライントレース性や走行時の安定性に寄与するS-AWCは、悪路でも大いに有効。スリップ量が小さい安定した走行に貢献する。4WD LOCKモードスイッチを使えば、より4WDらしい高い走破性を発揮する。拡大
ステアリングにはパドル式の回生レベルセレクターが付く。回生ブレーキ力を6段階で調整可能。
ステアリングにはパドル式の回生レベルセレクターが付く。回生ブレーキ力を6段階で調整可能。拡大
2月のマイナーチェンジでフロントフォグランプがLED(リフレクタータイプ)に変更された。
2月のマイナーチェンジでフロントフォグランプがLED(リフレクタータイプ)に変更された。拡大
AC200Vの普通充電だと満充電までは約4時間。急速充電なら80%充電まで約25分間で達する。
AC200Vの普通充電だと満充電までは約4時間。急速充電なら80%充電まで約25分間で達する。拡大
その走りはスムーズで上質。燃費に優れ、SUVとしての走破性や使い勝手も備わる。「アウトランダーPHEV」でなければ得られない世界がある。
その走りはスムーズで上質。燃費に優れ、SUVとしての走破性や使い勝手も備わる。「アウトランダーPHEV」でなければ得られない世界がある。拡大

車両データ

三菱アウトランダーPHEV Sエディション

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4695×1800×1710mm
ホイールベース:2670mm
車重:1900kg
駆動方式:4WD
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ
エンジン最高出力:118ps(87kW)/4500rpm
エンジン最大トルク:186Nm(19.0kgm)/4500rpm
モーター最高出力(前):82ps(60kW)
モーター最大トルク(前):137Nm(14.0kgm)
モーター最高出力(後):82ps(60kW)
モーター最大トルク(後):195Nm(19.9kgm)
タイヤ:(前)225/55R18 98H(後)225/55R18 98H(トーヨーA24)
燃費:19.2km/リッター(ハイブリッド燃料消費率 JC08モード)
EV走行換算距離:60.2km(燃料消費率 JC08モード)
価格:478万9260円(税込)

三菱アウトランダーPHEV Sエディション
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www.avtovoz.co.ua

https://tsoydesign.com.ua

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