ルールやマナーの徹底あるのみ

調べてみると、愛知県が交通事故死者数ワーストだったのは1968年、1969年、1986年、1991年、そして2003年以降。どうやら筆者の記憶が間違っていたようで、愛知県のワーストが連続するようになったのは21世紀になってからだった。交通事故死者数が突出していたのは北海道である。1970年に初めてワーストになり、2002年までの33年間、3回を除いてずっとその座を保ち続けた。

2017年は北海道の交通事故死者数は148人で、全国6位。事故を減らすためのさまざまな対策が功を奏したようだ。愛知県が何も手を打たなかったわけではないだろうが、数字を見れば結果が出ていないことは一目瞭然。なんとか状況を打開しなければならないと焦るのもわかる。

“脱ワースト”のために提唱されているアクションは5つ。
1. 夜間の歩行時は、反射材をつけて身を守ろう!
2. 夜間走行時はスピード減速&ハイビームが基本
3. ながらスマホは絶対にやめよう
4. 横断歩道は歩行者優先!
5. 高齢者の交通安全をみんなでサポートしよう!

とりたてて目新しいことは書かれていない。ルールやマナーを守るよう、地道に呼びかけていくしかないのだろう。“名古屋走り”という言葉があるくらいで、愛知県の交通マナーが悪いのは有名だ。信号無視は多く、黄色信号で停車しようとすると後ろのクルマから激しくクラクションを鳴らされることがある。「車線変更でウインカーを出すのは負け」という妙な考え方が広がっているのも困りものだ。横断歩道を渡ろうとする歩行者がいても、停止するクルマはほとんどいない。

2018年4月11日現在、愛知県内における2018年の交通事故死者数は50人となっている。(※写真はイメージ)
2018年4月11日現在、愛知県内における2018年の交通事故死者数は50人となっている。(※写真はイメージ)拡大
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