第504回:イマドキは軽トラックもオシャレが常識!?
「ダイハツ・ハイゼット トラック」に働くクルマの最前線を見た

2018.05.30 エディターから一言
マイナーチェンジを受けた「ダイハツ・ハイゼット トラック」。緊急自動ブレーキや車線逸脱警報などからなる予防安全パッケージ「スマートアシストIII t」の採用がトピックだ。
マイナーチェンジを受けた「ダイハツ・ハイゼット トラック」。緊急自動ブレーキや車線逸脱警報などからなる予防安全パッケージ「スマートアシストIII t」の採用がトピックだ。拡大

マイナーチェンジを受けたダイハツの軽トラック「ハイゼット トラック」に試乗。新たに搭載された先進装備の使い勝手を試すとともに、“農業女子”に向けた仕様や、ニッチな市場をカバーするバリエーションモデルなど、多様化する“働くクルマ”の最前線を垣間見た。

試乗会場に展示されていた、オシャレなオプションパーツを数多く装着した「ハイゼット トラック ジャンボ“SAIII t”」。写真ではレッドのダイハツエンブレムやメッキドアミラーカバー、アルミホイールなどのオプションが確認できる。
試乗会場に展示されていた、オシャレなオプションパーツを数多く装着した「ハイゼット トラック ジャンボ“SAIII t”」。写真ではレッドのダイハツエンブレムやメッキドアミラーカバー、アルミホイールなどのオプションが確認できる。拡大
インテリアを華やかに彩るチェックのシートカバーもオプション装備のひとつ。お値段は左右あわせて1万0778円。
インテリアを華やかに彩るチェックのシートカバーもオプション装備のひとつ。お値段は左右あわせて1万0778円。拡大
「ジャンボ」はキャビンをより長く、より高く広げた仕様のため、ルーフ裏には収納スペースが設けられている。
「ジャンボ」はキャビンをより長く、より高く広げた仕様のため、ルーフ裏には収納スペースが設けられている。拡大

累計生産台数は700万台以上

試乗会への案内には「ハイゼット トラック新機能体感試乗会」と書いてある。詳細は示されていないが、テレビではすでに梅沢富美男と増田明美が出演するCMが流れていたから見当はついた。新機能というのは、衝突回避支援システムのことである。軽キャブバンの「ハイゼット カーゴ」には、一足早く2017年11月に導入されていたものだ。

ダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシスト」は、「ムーヴ」や「ムーヴ キャンバス」などの軽乗用車では当たり前の装備となっている。メインユーザーとなるお母さんは安全への関心が高いからだ。しかし、ダイハツの軽トラックではこれが初の搭載となる。軽トラユーザーが切実に必要だと感じる機能ではなかったのだろう。

ハイゼットシリーズは1960年に発売された軽商用車で、累計生産台数は700万台を超えるそうだ。ベストセラーにしてロングセラーである。ハイゼット トラックは2014年に15年8カ月ぶりのフルモデルチェンジを果たし、10代目となった。スマートアシストは2012年に登場していたものの、この時は搭載が見送られている。

軽トラックは農業や建設業などでハードに使われる実用車である。安くて丈夫で使い勝手がいいことを求められるクルマだ。乗用車とは使われ方が違う。例えば、快適性の優先度は低い。プロフェッショナルが使い倒すための、働くクルマなのだ。余計な飾り物はいらないというのがユーザーの心意気なのだろうが、安全性の面では一定の水準を満たす必要がある。

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