第511回:カルマ・レヴェーロにホンダ・クラリティPHEV
“日本未導入”の最新エコカーをカナダで試す

2018.06.27 エディターから一言
イベント会場で“出動”を待つ、「ホンダ・クラリティ プラグインハイブリッド」。
イベント会場で“出動”を待つ、「ホンダ・クラリティ プラグインハイブリッド」。拡大

「カルマ・レヴェーロ」や「ホンダ・クラリティ プラグインハイブリッド」など、日本では(まだ)走っていない最新エコカーをカナダの地でドライブ。異国の地での“チョイ乗り”で得た印象をリポートする。

ホテルのエントランスで充電中の「BMW i3s」。日本には導入されていない「i3」の高性能グレードである。カナダではこのほかにも、「キア・ソウルEV」など、日本では見かけない電動車をちょこちょこと目撃した。
ホテルのエントランスで充電中の「BMW i3s」。日本には導入されていない「i3」の高性能グレードである。カナダではこのほかにも、「キア・ソウルEV」など、日本では見かけない電動車をちょこちょこと目撃した。拡大
ニューヨークのコロンバス・サークルを行く「トヨタ・プリウスv(日本名:プリウスα)」のタクシー。2018年3月のニューヨークオートショー取材の折に撮影したもの。
ニューヨークのコロンバス・サークルを行く「トヨタ・プリウスv(日本名:プリウスα)」のタクシー。2018年3月のニューヨークオートショー取材の折に撮影したもの。拡大
試乗コーナーに並べられた各社のエコカー。ミシュラン主催のイベントなのにフランス車がないこと、そしてご近所(……といっても900kmほど離れているが)デトロイトのメーカーが参加していないのが気になった。
試乗コーナーに並べられた各社のエコカー。ミシュラン主催のイベントなのにフランス車がないこと、そしてご近所(……といっても900kmほど離れているが)デトロイトのメーカーが参加していないのが気になった。拡大
試乗車に貼られたステッカー。1枠30分という限られた時間だったが、日本未導入のクルマに触れられる、貴重な機会だった。
試乗車に貼られたステッカー。1枠30分という限られた時間だったが、日本未導入のクルマに触れられる、貴重な機会だった。拡大

日本では乗れないクルマに乗る

ミシュランが主催する、持続可能なモビリティーの形を模索する総合イベント「Movin’On」。その趣旨を考慮してか、モントリオール空港から宿泊先へのシャトルには、プラグインハイブリッド車(PHEV)などの電動カーが使われていたらしい。“らしい”というのは、私はその現場を見ていないからだ。飛行機が遅れて深夜0時30分にモントリオールについた記者は、シャトルではなくタクシーでホテルへと向かった。

とはいえ、おかげでロサンゼルス、ニューヨークに続き、モントリオールでもタクシーの主役が「トヨタ・プリウスα」であることを知れた。バルセロナやミュンヘンでもけっこうな数の“プリウスタクシー”が走っていたし、ことこの分野においては、いまだ「クラウン」や「セドリック」が主役を張っている日本より、欧米諸国のほうがいささか電動化が進んでいるようだ。私たちの知らないところで、“未来”は確実に世界に浸透している。

Movin’Onではさまざまな知見を持つリーダーの考えや、新しいビジネスのアイデアに触れられるが、モビリティーの根幹を成すのが移動という行為であり、ワープ技術が発明されない限り、ハードウエアが乗り物であることは変わらない。その意味で、こうした実体験は学者先生の講義などよりはるかに雄弁で、そこで得た印象は(仮にそれが誤ったものであっても)やすやすと拭い去れるものではない。座学だけでモビリティーを語るのは画竜点睛を欠く。

もちろん、そんなことは運営者も承知だったようで、会場には最新の環境対応車に試乗できる「Événement Ride & Drive」なるコーナーが設けられていた。供されていたのは、北米で売られている市販モデルである。時間は1枠30分、コースは会場周辺の公道という限られた条件下での試乗だったが、それでも日本では触れられない世界の電動車について知られる貴重な機会である。記者は取材の合間を縫って、極力多くのクルマに乗れるよう務めた。

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