第26回:深遠なるアライメントの闇

2018.07.20 バイパーほったの ヘビの毒にやられまして
東京・国立の谷保天満宮にて。交通安全祈願発祥の地である。
東京・国立の谷保天満宮にて。交通安全祈願発祥の地である。拡大

何があったか知らないが、突然真っすぐ走らなくなってしまった編集部ほったの「ダッジ・バイパー」。問題はアライメントの調整でアッサリ解決したものの、そこには気にすれば気にするほど深みにはまる、深遠なるナゾが潜んでいた……。

なぜこの場所のお世話になったかというと、「連載のためにどっかでバイパーの写真撮らなきゃ」と思って武蔵野を出たものの、中央道のあまりの混雑に、インター2つでギブアップしたからである。連休に外出とか、するもんじゃねえな……。
なぜこの場所のお世話になったかというと、「連載のためにどっかでバイパーの写真撮らなきゃ」と思って武蔵野を出たものの、中央道のあまりの混雑に、インター2つでギブアップしたからである。連休に外出とか、するもんじゃねえな……。拡大
余談ですが、「狐につままれたような」という言いまわしの「つまむ」とは、「化かす」の意味だそうな。決して「狐に鼻をつままれた」とか、そういう意味ではないそうなので、あしからず(それはそれで驚きそうなシチュエーションだが)。写真はわが家の最寄り、西窪稲荷神社のお稲荷さま。
余談ですが、「狐につままれたような」という言いまわしの「つまむ」とは、「化かす」の意味だそうな。決して「狐に鼻をつままれた」とか、そういう意味ではないそうなので、あしからず(それはそれで驚きそうなシチュエーションだが)。写真はわが家の最寄り、西窪稲荷神社のお稲荷さま。拡大
(写真A)わがバイパーのアライメント測定の結果がこちら。記者は足まわり素人なので、今回は本を読んだり人に聞いたり、ネットで調べたりして原稿を書いたのだが、つくづく「ジドーシャは、言葉の知識だけじゃ理解できないコトだらけだな」と思い知った。
(写真A)わがバイパーのアライメント測定の結果がこちら。記者は足まわり素人なので、今回は本を読んだり人に聞いたり、ネットで調べたりして原稿を書いたのだが、つくづく「ジドーシャは、言葉の知識だけじゃ理解できないコトだらけだな」と思い知った。拡大
読者諸兄姉におかれては釈迦に説法なお話でしょうが、一応説明を。「トー」とはクルマを真上から見たときのタイヤの向きを言う。タイヤが内向きだったら「トーイン」と言い、数字はプラスで、外向きだったら「トーアウト」と言い、数字はマイナスで表示される。例えば、「右タイヤのトー角が+1.5°」と言った場合、右のタイヤは1.5°内向きにセットされていることになる。
読者諸兄姉におかれては釈迦に説法なお話でしょうが、一応説明を。「トー」とはクルマを真上から見たときのタイヤの向きを言う。タイヤが内向きだったら「トーイン」と言い、数字はプラスで、外向きだったら「トーアウト」と言い、数字はマイナスで表示される。例えば、「右タイヤのトー角が+1.5°」と言った場合、右のタイヤは1.5°内向きにセットされていることになる。拡大

確かに直ってはいるのだが……

記者はキツネにつままれたような心持ちでバイパーを眺めていた。購入から1年と3つの季節が過ぎようとしているのに、こやつには相も変わらず不可解な謎が多すぎる。浅学の徒(と)は、深遠なる闇を前に腕を組むばかりである。

なぜにこうも首をかしげているのかというと、(毎度のコトながら)今回のトラブルの原因が何で、いかなロジックを経て直ったのか、さっぱり分からなかったからだ。

子細を説明させていただくと、まずは2018年6月23日、入院していたバイパーが武蔵野に帰ってきた。……という類いの記事をすでに何度も書いている気がするが、とにかくバイパーが帰ってきた。

前回述べたとおり、今回の症状は「ハンドルを左にちょいと切っていないと真っすぐ走らない」というもの。これに対し、われらが主治医、コレクションズの本多氏が下した診療方針は、「取りあえずアライメントを見てみる」というものだった。リフトアップして下回りを見ても、どこかしらヒットしていたり、壊れていたりといった形跡が見当たらなかったからだ。

で、早速測定器でチェックした結果がこちら(本項写真A参照)。なるほど、フロントタイヤが確かに曲がってますね。基準値が+0.06°ということは、左が-0.39°、右が+0.37°ズレていた勘定になる。要するにわがバイパーは、ちょいとばかりフロントタイヤが左を向いていたのだ。原因に関しては、やっぱり不明。先述の主治医いわく、「何かの拍子にロワアームの偏芯カムがずれてしまったのでは?」とのことだった。

……さてさて。
賢明なる読者諸兄姉なら、ここまで読んだら記者が何を疑問に思っているのか、分かったことだろう。この測定結果には、武蔵野在住の凡夫には理解し得ない深いナゾが潜んでいたのである。

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