いつか新型と街ですれ違ったときには……

翻ってディフェンダーはどうだ? ネットのスクープ写真を見ても、それが最終型でないにせよ、悲しいくらい何も響いてこない。なぜなら、僕が好きなクロカンの定義に外れているように思えるからだ。

素直に受け入れられない要因があるとすれば、2016年で生産を終えたという歴史の分断だ。その時点でディフェンダーは終わったのだ。そこに特別な思いはない。あの形状を維持するには無理が多いと理解しているし、何より僕のオンボロが取り上げられたわけでもなかったから。

ただ、2020年発売と報じられている新型ディフェンダーと街ですれ違ったときには、少なからず胸がチクチクするかもしれない。そんな感傷は、その時点でも現行または過去モデルが元気だろうGクラスやジムニーやラングラーのオーナーには分からないものだろう。なんてことを今から予感させるなんて、まったくもって大きなお世話だよ、ホッタ青年!

(文=田村十七男/編集=堀田剛資)

2011年のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカー「DC100」(左)と「DC100スポーツ」(右)。当時の配布資料にははっきりと「次期型『ディフェンダー』のコンセプトカー」と記されていたが……。
2011年のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカー「DC100」(左)と「DC100スポーツ」(右)。当時の配布資料にははっきりと「次期型『ディフェンダー』のコンセプトカー」と記されていたが……。拡大
英ソリハルの工場をラインオフする、最後の「ディフェンダー」。
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