レクサスの新型クロスオーバー「UX」デビュー

2018.11.27 自動車ニュース
「レクサスUX250h“バージョンL”」
「レクサスUX250h“バージョンL”」拡大

トヨタ自動車は2018年11月27日、レクサスブランドのコンパクトクロスオーバー「UX」を発表し、同日、販売を開始した。

エッジの効いた形状のホイールハウスや、後方に向かってキックアップしたキャラクターラインが目を引く。
エッジの効いた形状のホイールハウスや、後方に向かってキックアップしたキャラクターラインが目を引く。拡大
フロントまわりは、ブロックメッシュパターンのスピンドルグリルとL字型のヘッドランプが特徴。
フロントまわりは、ブロックメッシュパターンのスピンドルグリルとL字型のヘッドランプが特徴。拡大
前方への“抜けのよさ”を意識してデザインされたインテリア。センターコンソールはドライバー側に傾けられている。
前方への“抜けのよさ”を意識してデザインされたインテリア。センターコンソールはドライバー側に傾けられている。拡大
伝統的な「刺し子」のパターンをデザインに生かしたシート。写真は”バージョンL”のもの。
伝統的な「刺し子」のパターンをデザインに生かしたシート。写真は”バージョンL”のもの。拡大
荷室容量は、5人乗車時で220リッター(予備スペース含まず)。薄型のトノカバーは折り畳んでコンパクトに収納できる。
荷室容量は、5人乗車時で220リッター(予備スペース含まず)。薄型のトノカバーは折り畳んでコンパクトに収納できる。拡大

海外のコンパクトSUVがライバル

レクサスUXは、1997年に誕生し高級クロスオーバーSUVというカテゴリーを切り開いた「RX」、そして「NX」に続く、レクサスのクロスオーバーSUVの末弟となるモデル。2018年春のジュネーブモーターショーで世界初公開され、北米や欧州に先駆けて日本国内で正式発売となった。市場では主に、「メルセデス・ベンツGLA」「BMW X1/X2」「アウディQ3」「ボルボXC40」など欧州のプレミアムブランドのモデルがライバルになると思われる。

“Creative Urban Explorer”をコンセプトに、新たなライフスタイルを探求するきっかけ「CUE(キュー)」となることを目指した都会派コンパクトクロスオーバー、UX。トヨタブランドの現行「プリウス」に始まり「C-HR」や「カローラ スポーツ」などに使われているGA-Cプラットフォームが、レクサスとしては初めて採用されている。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4495×1840×1540mmで、ホイールベースは2640mm。ホイールベースはC-HRと同じだが、全体としてはひとまわり長く、幅広い。荷室の容量は全車220~995リッターで、これに加えて床下に、ガソリンエンジン車は51リッター、ハイブリッド車は44リッターの予備スペースが確保される。

レクサスではおなじみの「スピンドルグリル」が与えられたエクステリアは、タフな力強さと俊敏な走りを想起させる大胆かつ洗練された独創的なスタイリングを実現。レーシングカーのリアウイングをイメージしたというフィン形状のリアコンビランプも個性的なディテールだ。

一方インテリアは、車外のボンネットまで連続しているように見えるインストゥルメントパネルや、ドライバー側に傾いたセンターコンソールなどにより、ドライビングの高揚感を高めるとともに視覚的な開放感も演出。センターコンソールやドアアームレストなどは骨格を思わせる力強い造形で、乗員が安心感を得られる室内空間とした。伝統の刺し子をモチーフとしたキルティングのシート表皮や、和紙の質感を表現したインストゥルメントパネルのオーナメントなど、日本の美意識を取り入れた意匠も特徴となっている。

「UX」に搭載される新開発の2リッター直4直噴エンジン。燃焼効率に加えて、小型化と軽量化が徹底的に追求されている。
「UX」に搭載される新開発の2リッター直4直噴エンジン。燃焼効率に加えて、小型化と軽量化が徹底的に追求されている。拡大
スポーティーグレード“Fスポーツ”のメーターパネル。表示パターンは走行モードにより変化する。
スポーティーグレード“Fスポーツ”のメーターパネル。表示パターンは走行モードにより変化する。拡大
センターコンソールには、インフォテインメントシステムの操作デバイス「リモートタッチ」がレイアウトされる。パームレストに手を置いたままカーオーディオが操作できるスイッチ類(写真右下)も特徴的。
センターコンソールには、インフォテインメントシステムの操作デバイス「リモートタッチ」がレイアウトされる。パームレストに手を置いたままカーオーディオが操作できるスイッチ類(写真右下)も特徴的。拡大
インテリアカラーは全9種類が用意される。写真は“Fスポーツ”グレード専用となるフレアレッドの室内。
インテリアカラーは全9種類が用意される。写真は“Fスポーツ”グレード専用となるフレアレッドの室内。拡大
ダッシュボード上には10.3インチのワイドディスプレイが備わる。写真のように、カメラの合成画像で車両周辺の様子も確認できる。
ダッシュボード上には10.3インチのワイドディスプレイが備わる。写真のように、カメラの合成画像で車両周辺の様子も確認できる。拡大
ボディーカラーは、レクサス初の「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング」(写真右)を含む全13色がラインナップされる。
ボディーカラーは、レクサス初の「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング」(写真右)を含む全13色がラインナップされる。拡大

新開発の2リッター直4エンジンを採用

UXでは、GA-Cプラットフォームの導入に加え、ボディーの高剛性化と軽量化により低重心化を追求。フロントにマクファーソンストラット式、リアにダブルウイッシュボーン式を採用したサスペンションは、徹底的な走り込みとチューニングによって高い操舵応答性と優れた乗り心地を提供する。レクサスならではのすっきりと奥深い走りを継承しながら、UX独自の俊敏さと安心感のある上質さを兼ね備えた走りを実現したという。

パワーユニットは2種類で、「UX200」には最高出力174ps、最大トルク209Nmを発生する自然吸気の新開発2リッター直4直噴ユニット「M20A-FXS」が搭載され、ダイレクトシフトCVTが組み合わされる。駆動方式はFFのみで、JC08モードの燃費値は17.2km/リッター。

もう一方の「UX250h」は、出力の異なる2リッターM20A-FXSユニット(同146ps、188Nm)をフロントモーター(同109ps、同202Nm)がアシストするハイブリッドシステムを積む。UX250hは全グレードについて、FF車のほかに後輪をリアモーター(同7ps、同55Nm)で駆動する4WD車が26万円高で用意されており、燃費(JC08モード)は前者が27.0km/リッター、後者が25.2km/リッターとなる。

世界トップレベルの先進安全技術による、レクサス自慢の予防安全パッケージである「Lexus Safety System+」は第2世代に進化。システムの中核である単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能なプリクラッシュセーフティー、自動車専用道路等においてレーダークルーズコントロール使用時に同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援するレーントレーシングアシスト、先行車や対向車を幻惑しないようハイビームの照射を制御するアダプティブハイビームシステム、カメラで主要な道路標識を読み取り、メーターとヘッドアップディスプレイ内に表示するロードサインアシストなどが搭載される。

さらに、駐車場などでのアクセルペダルの踏み間違いによる衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害の軽減に寄与するパーキングサポートブレーキのほか、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターといった先進安全装備も導入されている。

バリエーションはUX200、UX250hともに、ベーシックなモデルのほか、インテリアの快適性を高めドライビングサポート機能も充実させた“バージョンC”、内外装に本革シートをはじめ豪華な装備をまとった“バージョンL”、専用デザインのグリルやアルミホイール、スポーツシートなどを備えたスポーティーバージョン“Fスポーツ”を加えた計4種類。ラインナップと価格は、以下の通りである。

  • UX200(FF):390万円
  • UX200“バージョンC”(FF):414万円
  • UX200“Fスポーツ”(FF):443万円
  • UX200“バージョンL”(FF):474万円
  • UX250h(FF):425万円
  • UX250h(4WD):451万円
  • UX250h“バージョンC”(FF):449万円
  • UX250h“バージョンC”(4WD):475万円
  • UX250h“Fスポーツ”(FF):478万円
  • UX250h“Fスポーツ”(4WD):504万円
  • UX250h“バージョンL”(FF):509万円
  • UX250h“バージョンL”(4WD):535万円

(文=沼田 亨)

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