【F1 2019 続報】第5戦スペインGP「王者は静かに牙をむく」

2019.05.13 自動車ニュース
F1第5戦スペインGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン(写真右から2番目)、2位に入ったメルセデスのバルテリ・ボッタス(同左端)、3位でレースを終えたレッドブルのマックス・フェルスタッペン(同右端)。(Photo=Red Bull Racing)
F1第5戦スペインGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン(写真右から2番目)、2位に入ったメルセデスのバルテリ・ボッタス(同左端)、3位でレースを終えたレッドブルのマックス・フェルスタッペン(同右端)。(Photo=Red Bull Racing)拡大

2019年5月12日、スペインのサーキット・デ・バルセロナ・カタルーニャで行われたF1世界選手権第5戦スペインGP。メルセデスとフェラーリによる火花散る戦いはついぞ見られず。しかしシルバーアロー同士の争いは、徐々に、また静かに、激しさを増しているようだ。

予選Q3ではわずかにラインが膨れ挙動を乱すシーンも見られたハミルトン(写真)は、僚友ボッタスに0.6秒の大差をつけられ予選2番手。しかしレースになると、鈍い出だしのボッタスに襲いかかりトップを奪い、その後リードを拡大。セーフティーカー後の再スタートでは一気に4秒ものマージンを稼ぎ出して勝利した。今季3勝目で、ファステストラップのボーナス1点を初めて獲得。ボッタスに7点差をつけ、再びポイントリーダーとなった。(Photo=Mercedes)
予選Q3ではわずかにラインが膨れ挙動を乱すシーンも見られたハミルトン(写真)は、僚友ボッタスに0.6秒の大差をつけられ予選2番手。しかしレースになると、鈍い出だしのボッタスに襲いかかりトップを奪い、その後リードを拡大。セーフティーカー後の再スタートでは一気に4秒ものマージンを稼ぎ出して勝利した。今季3勝目で、ファステストラップのボーナス1点を初めて獲得。ボッタスに7点差をつけ、再びポイントリーダーとなった。(Photo=Mercedes)拡大
ハミルトンを0.634秒も突き放し3戦連続となるポールポジションを獲得したボッタス(写真)。「アドレナリン全開の、心底楽しめたセッションだったよ。幸先良くシーズンを始められたし、マシンに乗るたびに良くなっていくのを感じている」と、予選後のコメントには自信が満ちあふれていた。だがレースになると、スタートでクラッチの動きが思わしくなく2位に後退。ハミルトンから大きく離されてその順位のままゴールとなった。ハミルトンに対する1点のリードは7点のビハインドに変わってしまった。(Photo=Mercedes)
ハミルトンを0.634秒も突き放し3戦連続となるポールポジションを獲得したボッタス(写真)。「アドレナリン全開の、心底楽しめたセッションだったよ。幸先良くシーズンを始められたし、マシンに乗るたびに良くなっていくのを感じている」と、予選後のコメントには自信が満ちあふれていた。だがレースになると、スタートでクラッチの動きが思わしくなく2位に後退。ハミルトンから大きく離されてその順位のままゴールとなった。ハミルトンに対する1点のリードは7点のビハインドに変わってしまった。(Photo=Mercedes)拡大

最後のスペインGP?

2020年シーズンのF1開催地選定が水面下で行われている。

70年におよぶF1の歴史の中で年間レース数は増加を続けてきたが、今のところ今季同様「21戦」で頭打ちとなっている。これより多くのレースを開き収益増につなげたいリバティ・メディア率いるF1と、「これ以上は運営上無理だ」とするチーム側の綱引きの結果、この数字に落ち着いているのだ。この限られた枠の中で、歴史あるGPから、新たに仲間入りする新レースまでを詰め込まなければならない。F1カレンダーの調整とは、おカネと政治が絡んだ、複雑な作業である。

しかも今年は、年内で契約が切れるレースが5つもあり、この時期、該当する開催地はF1との交渉で正念場を迎えている。モンツァを舞台とする伝統のイタリアGPを筆頭に、シルバーストーンでのイギリスGP、ホッケンハイムでのドイツGP、2015年に復活したばかりのメキシコGP、そしてバルセロナでのスペインGPが今季までの開催契約となるが、このうちイタリアGPは、2024年までの契約延長で基本合意に至ったことが4月30日付で発表された。

さらに来季は、新顔のベトナムGPが加わることが決定している。また近年のマックス・フェルスタッペンの活躍で人気を盛り返しているオランダGPの復活もうわさされ、さらにはアメリカのマイアミもF1誘致をもくろんでいる。各オーガナイザー同士の熾烈(しれつ)な椅子取りゲームが展開されているのである。

F1黎明(れいめい)期の1950年代から選手権に組み込まれ、過去にはハラマやヘレスといったサーキットで回を重ねてきたスペインGPは、どうやら旗色が悪いらしく、今季限りで終わるのではないかとの臆測が流れている。高速から低速までバランスよく配置されたバルセロナのコースでは、1991年以来、29年連続でGPを開催。さらには2008年から5年間はバレンシア市街地コースでのヨーロッパGPも合わせ、年間2レースが行われきたスペインだが、母国の英雄フェルナンド・アロンソもF1を去ってしまった今、苦境に立たされている。

冬のテストコースとしても使われるバルセロナ。初年度の1991年には、ウィリアムズ・ルノーを駆るナイジェル・マンセルと、マクラーレン・ホンダのアイルトン・セナの手に汗握る勝負が繰り広げられた名コースも、今年で見納めとなってしまうのだろうか。

レッドブル勢は、フェルスタッペン(写真前)がフェラーリの間に割って入り予選4位と健闘、ピエール・ガスリーも6位につけた。スタート直後、メルセデス2台とセバスチャン・ベッテルが3台並んでターン1に向かって行くのを冷静に見ていたフェルスタッペンは、ブレーキングでタイヤを傷めたベッテルを早々に仕留め3位に上がり、最後までそのポジションをキープ。開幕戦オーストラリアGPに次ぐ今季2度目の表彰台にのぼった。ガスリーは予選順位のまま6位入賞。(Photo=Red Bull Racing)
レッドブル勢は、フェルスタッペン(写真前)がフェラーリの間に割って入り予選4位と健闘、ピエール・ガスリーも6位につけた。スタート直後、メルセデス2台とセバスチャン・ベッテルが3台並んでターン1に向かって行くのを冷静に見ていたフェルスタッペンは、ブレーキングでタイヤを傷めたベッテルを早々に仕留め3位に上がり、最後までそのポジションをキープ。開幕戦オーストラリアGPに次ぐ今季2度目の表彰台にのぼった。ガスリーは予選順位のまま6位入賞。(Photo=Red Bull Racing)拡大
メルセデスとのギャップを埋めるべく、新型パワーユニットを含めたアップデートを持ち込んできたフェラーリだったが、その差を縮めることはできず、ベッテル(写真)はポールのボッタスから0.866秒も離されて3戦連続で予選3位。決勝ではスタートでタイヤにフラットスポットを作ってしまい4位に脱落、ポディウムに返り咲くことはなくその順位のままゴールした。フェラーリのもう1台、シャルル・ルクレールは、予選Q2で縁石を越える際にフロアを壊してしまい5番グリッド、レースでもそのポジションのままゴール。ストレートでは速いがコーナーで遅い今季型「SF90」に特効薬はあるのか。(Photo=Ferrari)
 
メルセデスとのギャップを埋めるべく、新型パワーユニットを含めたアップデートを持ち込んできたフェラーリだったが、その差を縮めることはできず、ベッテル(写真)はポールのボッタスから0.866秒も離されて3戦連続で予選3位。決勝ではスタートでタイヤにフラットスポットを作ってしまい4位に脱落、ポディウムに返り咲くことはなくその順位のままゴールした。フェラーリのもう1台、シャルル・ルクレールは、予選Q2で縁石を越える際にフロアを壊してしまい5番グリッド、レースでもそのポジションのままゴール。ストレートでは速いがコーナーで遅い今季型「SF90」に特効薬はあるのか。(Photo=Ferrari)
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ボッタスが3連続ポール、最前列にはメルセデス2台

開幕からのフライアウェー4戦を消化し、全戦で1-2フィニッシュと完璧なスタートをきったメルセデスは、最大のライバルであるフェラーリを74点も引き離し首位独走中。ドライバーズチャンピオンシップでも、メルセデスの2人がランキング3位のセバスチャン・ベッテルに1勝分以上となる34点ものギャップを築いていた。

こうなると、シルバーアロー同士の覇権争いということになるのだが、これがなかなかおもしろくなりそうなのだ。5冠の王者ルイス・ハミルトンに、メルセデス在籍3年目のバルテリ・ボッタスが肉薄。それぞれ2勝ずつ分け合いながら、ポイント争いでは、開幕戦のファステストラップで稼いだ1点分ボッタスがリードする展開となっていた。

ハミルトンの影に隠れがちだった過去2年とは違い、落ち着きの中にトップドライバーとしての自信を宿しつつあるボッタスが、スペインGPでも奮闘。フリー走行1回目、2回目ともトップ、3回目ではスピンしてマシンを降りるシーンも見られたが、予選Q1、Q2と再び最速タイムをマーク。そしてQ3では、僚友ハミルトンを0.634秒も突き放し、3戦連続、通算9回目のポールポジションを奪ってしまった。予選2位に終わったハミルトンは、「バルテリ(ボッタス)は素晴らしい仕事をしたね」とチームメイトをたたえるも表情は固く、頭角を現しつつあるチームメイトをライバル視せざるを得なくなっている様子が見て取れた。

今季4回目のフロントロー独占となったメルセデスの後ろにはベッテルがつけたが、ポールタイムからは0.866秒も遅れていた。Q2での失敗でフロアを壊し、Q3を1アタックのみで終えたシャルル・ルクレールは5位となり、新型パワーユニットを投入してきたフェラーリは、メルセデスとのギャップを埋められず予選を終えた。4位はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。チームメイトのピエール・ガスリーは6位だった。

4列目にはハースの2台が並び、ロメ・グロジャン7位、ケビン・マグヌッセン8位。トロロッソのダニール・クビアトは9位に入った。そしてルノーのダニエル・リカルドが10位につけたのだが、前戦アゼルバイジャンGPでのクラッシュによる3グリッド降格ペナルティーが科され、代わりにマクラーレンのランド・ノリスが10番グリッドに繰り上がった。

開幕戦オーストラリアGPでケビン・マグヌッセンが6位入賞と幸先良いスタートをきったかに見えたハース。しかしその後は低迷し、特にピレリタイヤとのマッチングに苦しみ得点できていなかった。スペインGP予選では、マシンアップデートが奏功したか、あるいはタイヤへの負荷が大きいバルセロナのコース特性もあってか、ロメ・グロジャン(写真前)7位、マグヌッセン8位。レースでも好走を続け、マグヌッセン7位、終盤タイヤに苦しんだグロジャンも10位入賞を果たし、復調を印象付けた。(Photo=Haas)
開幕戦オーストラリアGPでケビン・マグヌッセンが6位入賞と幸先良いスタートをきったかに見えたハース。しかしその後は低迷し、特にピレリタイヤとのマッチングに苦しみ得点できていなかった。スペインGP予選では、マシンアップデートが奏功したか、あるいはタイヤへの負荷が大きいバルセロナのコース特性もあってか、ロメ・グロジャン(写真前)7位、マグヌッセン8位。レースでも好走を続け、マグヌッセン7位、終盤タイヤに苦しんだグロジャンも10位入賞を果たし、復調を印象付けた。(Photo=Haas)拡大
前戦アゼルバイジャンGPでダブル入賞を果たし、ベスト・オブ・ザ・レストのコンストラクターズランキング4位につけているマクラーレン。スペインGPの予選ではQ2止まりで、新人ランド・ノリスが11位(ダニエル・リカルドのペナルティーで10番グリッド)、唯一のスペイン人ドライバーとなったカルロス・サインツJr.(写真)は13位(同じく繰り上がって12番グリッド)と中団からスタートした。ノリスは早々にポイント圏外に落ち、レース終盤にはレーシングポイントのランス・ストロールと接触、リタイア。サインツJr.はルノーのリカルドやハースのグロジャンらと丁々発止とやり合いながら、母国の大観衆の前で8位入賞を果たした。(Photo=McLaren)
前戦アゼルバイジャンGPでダブル入賞を果たし、ベスト・オブ・ザ・レストのコンストラクターズランキング4位につけているマクラーレン。スペインGPの予選ではQ2止まりで、新人ランド・ノリスが11位(ダニエル・リカルドのペナルティーで10番グリッド)、唯一のスペイン人ドライバーとなったカルロス・サインツJr.(写真)は13位(同じく繰り上がって12番グリッド)と中団からスタートした。ノリスは早々にポイント圏外に落ち、レース終盤にはレーシングポイントのランス・ストロールと接触、リタイア。サインツJr.はルノーのリカルドやハースのグロジャンらと丁々発止とやり合いながら、母国の大観衆の前で8位入賞を果たした。(Photo=McLaren)拡大

ホールショットを奪ったのはハミルトン

追い抜きが難しいコースとして知られるバルセロナでは、ポールポジションからの勝率が75%と高く、したがってスタートの重要度も極めて高い。アゼルバイジャンGPでのスタートではメルセデスの2台が横並びとなり、一瞬ピットに緊張が走ったが、果たしてスペインではどうなったか。

66周レースのスタート、クラッチに違和感を覚えたというボッタスは鈍い出だしで、ハミルトンとベッテルがターン1に向けてポールシッターに並びかけた。ホールショットを奪ったのはハミルトン。ボッタスは一瞬ベッテルにも抜かれたが2位をキープできた。タイヤにフラットスポットを作ったベッテルはフェルスタッペンに先を越され4位。5位ルクレール、6位ガスリーの順でオープニングラップが終わった。

ハミルトンはファステストラップを更新しながら逃げにかかり、5周で2秒、10周で3秒と着々とリードを広げていった。一方、ペースが思わしくない4位ベッテルは、前の3台から後れを取り、真後ろのルクレールを従えての走行。12周目になってようやくフェラーリ同士が順位を変えると、4位に上がったルクレールは既にトップのハミルトンから11秒も離されていた。

コンベンショナルな2ストップか、それとも1ストップに賭けるか、各陣営の作戦は分かれた。タイヤを傷めていたベッテルは20周目にソフトタイヤからミディアムに履き替えた。翌周フェルスタッペン、23周目にはガスリーと、レッドブル勢がタイヤ交換に踏み切ったが、こちらはフェルスタッペンにソフトを、ガスリーにはミディアムを与えるという変則的な作戦を取ってきた。26周目にピットインしたルクレールはハードタイヤを装着。続いてボッタス、ハミルトンもピットに入り、2台ともミディアムを選択した。

1位ハミルトン、8秒以上開いて2位ボッタス、ボッタスから4秒遅れて3位フェルスタッペン、さらに10秒離れて4位ルクレール、僅差で5位ベッテルというオーダーで、トップランナーは第2スティントに入っていった。

トロロッソは、ダニール・クビアト(写真)が2戦連続で予選Q3に進出し9番グリッド、アレクサンダー・アルボンはミスが響き惜しくもQ2敗退で12位(リカルドのペナルティーで11番グリッドに繰り上がり)と、ミッドフィールダーの中でも健闘が光った。レースでも2台がポイント圏内に駒を進めていたが、終盤に出たセーフティーカー中のタイヤ交換で手間取ったことが痛手となった。クビアトは9位まで挽回し今季2度目の入賞。アルボンは最後までグロジャンを追い詰めたが抜けず11位で、ダブル入賞を逃した。(Photo=Toro Rosso)
トロロッソは、ダニール・クビアト(写真)が2戦連続で予選Q3に進出し9番グリッド、アレクサンダー・アルボンはミスが響き惜しくもQ2敗退で12位(リカルドのペナルティーで11番グリッドに繰り上がり)と、ミッドフィールダーの中でも健闘が光った。レースでも2台がポイント圏内に駒を進めていたが、終盤に出たセーフティーカー中のタイヤ交換で手間取ったことが痛手となった。クビアトは9位まで挽回し今季2度目の入賞。アルボンは最後までグロジャンを追い詰めたが抜けず11位で、ダブル入賞を逃した。(Photo=Toro Rosso)拡大

メルセデス、5戦すべてで1-2フィニッシュ

より速いミディアムタイヤを履くベッテルが、遅いハードタイヤのルクレールに抑え込まれている状況は、36周目、ベッテルがチームメイトを抜いたことでようやく打開されるも、3位フェルスタッペンは11秒もかなた。41周目にベッテルが再びミディアムに履き替えたところで、ポディウムはなかなか近づいてこなかった。この週末も、フェラーリは勝利から遠い存在にならざるを得なかった。

フェルスタッペンは44周目にソフトからミディアムに換装、2位ボッタスは46周目にミディアムからソフトにスイッチ。各車が2回目のストップに入っていたこのタイミングで、マクラーレンのノリスとレーシングポイントのランス・ストロールが接触、セーフティーカーが出動することとなった。これを好機にとハミルトン、ルクレール、ガスリーがピットに飛び込んだ。

53周目、ハミルトンを先頭に、2位ボッタス、3位フェルスタッペン、4位ベッテル、5位ルクレール、6位ガスリーの順位でレース再開。築いたギャップを帳消しにされたハミルトンは、猛スパートをかけて一気に4秒以上ものリードを築き、追うボッタスのモチベーションをへし折ったのだった。

1カ月前の第3戦中国GP以来となる今季3勝目を挙げたハミルトン。予選での大敗から一転、スタートでトップを奪取し、またセーフティーカー明けの再スタートでは圧巻のラップタイムを刻み、勝利をわが身に引き寄せた。これまで良好な関係を築いてきたボッタスの覚醒を前にして、王者は静かに牙をむいたのだ。

一方、2位でゴールしたボッタスは、スタートでの失敗を心底悔やんでいるように見えた。そして今季2度目の3位表彰台を手にしたフェルスタッペンは、メルセデスを負かすことが現実的ではないことを受け入れた上で、自らの走りと結果を素直に喜んでいるようだった。

5戦すべてで1-2フィニッシュという快進撃を続けるメルセデス。このチャンピオンチームに今のところ死角はなさそうだが、心配があるとすれば、今後2人のドライバーのマネジメントがうまくいくかどうかだろう。過去にハミルトンとニコ・ロズベルグがチームを二分していた苦い経験がある常勝軍団の、ぜいたくな悩みかもしれないが……。

次戦モナコGP決勝は、5月26日に行われる。

(文=bg)

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