メルセデスAMG A45 4MATIC(後編)

2016.07.14 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTやD1グランプリなど、数々のモータースポーツシーンで活躍中のレーシングドライバー・谷口信輝が、歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回も引き続き、「メルセデスAMG A45 4MATIC」に試乗する。AMG A45を絶賛する谷口。しかし、意外なところに意外な不満(?)があった。

たかがされどのバックスキン

谷口信輝が山のような賛辞を贈ったAMG A45。しかし、公平を期するClubpymeとしては、それだけでは満足できない。谷口にしても、少しは不満な点があるだろう。
「まあ、心を鬼にしていえば、まるでないわけではありませんよ」 例えば、どんなところが?
「ステアリングが太めでしょ? 僕は手が大きいから全然気にならないけれど、例えば小柄な女性のなかには、ちょっと握りにくいと感じる人がいるかもしれませんね。それと……」 それと?
「ステアリングの握りの部分だけバックスキンになっているじゃないですか?」 フムフム。

「以前、人からクルマを借りたときに経験したんですが、そのクルマもやっぱり握りのところがバックスキンだったんですよ。そうしたら、そのオーナーの手垢(てあか)がしっかり染み込んで黒光りしちゃっているんです。なんか、そこを握っただけで、僕の手まで臭くなっちゃうんじゃないかと心配になるくらい。あれはつらい経験でしたね」
なるほど、そんな悲しい体験をしていたのか。

「あとはね、あのナビのモニターがダッシュボードから飛び出しているところ」 ホホーッ。
「なんかアフターマーケットのナビを量販店で後付けしたみたいで、格好よくありませんよね」 なるほど。
「どうせだったら、使わないときはダッシュボードに格納できるようにするか、完全にビルトインにすればよかったのに……」

とまあ、ここまではクルマの本質とはあまり関係のないところだから、目をつぶろうと思えばつぶれないこともない。ただし、次の一点を指摘したときだけ、谷口の眼光が微妙に鋭くなったように感じられた。「ラゲッジルームにゴルフバッグが入らないんですよね」
これは、なにもAMG A45に限った話でもなければメルセデスに固有の弱点でもない。極端にいえば輸入車共通の問題点で、裏を返せば日本車固有の美点といえるかもしれない。

 
メルセデスAMG A45 4MATIC(後編)の画像 拡大
 
メルセデスAMG A45 4MATIC(後編)の画像 拡大
 
メルセデスAMG A45 4MATIC(後編)の画像 拡大
メルセデスAMG A45 4MATIC
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4370×1780×1420mm/ホイールベース:2700mm/車重:1560kg/駆動方式:4WD/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:381ps(280kW)/6000rpm/最大トルク:48.4kgm(475Nm)/2250-5000rpm/タイヤ:(前)235/40R18 (後)235/40R18/車両本体価格:720万円
メルセデスAMG A45 4MATIC
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4370×1780×1420mm/ホイールベース:2700mm/車重:1560kg/駆動方式:4WD/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:381ps(280kW)/6000rpm/最大トルク:48.4kgm(475Nm)/2250-5000rpm/タイヤ:(前)235/40R18 (後)235/40R18/車両本体価格:720万円 拡大
 
メルセデスAMG A45 4MATIC(後編)の画像 拡大

関連キーワード:
Aクラスメルセデス・ベンツ

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • メルセデス・ベンツAクラス セダン 2018.8.10 画像・写真 独ダイムラーが「メルセデス・ベンツAクラス セダン」を発表。中国専用モデル「AクラスLセダン」の標準ホイールベース仕様にあたり、2018年末より世界各国に順次投入される予定となっている。メルセデス・ベンツの新しい世界戦略車を、写真で紹介する。
  • メルセデス・ベンツA200(FF/7AT)/A250エディション1(FF/7AT)【海外試乗記】 2018.5.14 試乗記 ブランドの“若返り”に大きく貢献したメルセデス・ベンツのCセグメントハッチバック「Aクラス」がフルモデルチェンジ。デザインも設計も一新され、装備やインターフェイスなど、あらゆるところに新機軸が採用された新型の実力を試す。
  • マツダ・アテンザセダンXDプロアクティブ(FF/6AT)【試乗記】 2018.9.12 試乗記 マイナーチェンジを受けた「マツダ・アテンザセダン」に試乗。“マイチェン”とはいえ、その内容はエンジンやシャシーにも手が入った大規模なもの。現行型の最終バージョン(?)の仕上がりを確かめるとともに、来るべき次期型にも思いをはせた。
  • メルセデス・ベンツCLS220dスポーツ(FR/9AT)【試乗記】 2018.9.13 試乗記 欧州製4ドアクーペの元祖、「メルセデス・ベンツCLS」が3代目にモデルチェンジ。“新世代メルセデスデザイン”の嚆矢(こうし)として語られることの多い新型CLSだが、実車に触れてみると、ほかにも多くの特筆すべきポイントが見受けられたのだった。
  • 新型「レガシィ」が間もなくデビュー 2014.1.31 自動車ニュース 新型「スバル・レガシィ」が、2014年2月、北米で世界初公開される。
ホームへ戻る