レーシングドライバーの谷口信輝が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回の主役は「フォルクスワーゲン・アルテオン」である。フォルクスワーゲンラインナップの頂点に君臨するこの“二の線クーペ”を、谷口はどんな言葉で表現するのだろうか?

洗練されたスタイリングに好感

フォルクスワーゲンの新たなフラッグシップモデル、アルテオンのセールスが好調だという。クーペスタイルの5ドアハッチバックボディーに2リッター直4エンジンを搭載し、フルタイム4WDの駆動系を採用するアルテオンは、スタイリングの方向性を含めて同じフォルクスワーゲン グループの「アウディA5スポーツバック」にコンセプトが酷似しているように思える。しかし、「パサート」ベースのアルテオンはエンジンが横置きとなるのに対して、A5は縦置きとなることからわかるとおり、プラットフォームはまったくの別物。そのせいかどうか価格は549万~599万円と、クワトロ仕様のA5スポーツバックより100万円ほども安い。

果たして、アルテオンは超お買い得な5ドアハッチバッククーペなのか? それとも安かろう悪かろうの典型なのか? 谷口信輝にジャッジしてもらおう。
「スタイリングはいいですよね。フォルクスワーゲンのなかでもこれまでとはガラッと変わった印象で、すごく洗練されていてかっこいいです」

おお、いきなりの高評価。続いて280psの2リッターTSIエンジンと7段DSGを組み合わせたパワートレインの印象についてたずねた。
「エンジンはなかなかパワフルですよ。特にスポーツモードを選ぶとエンジン回転数を高めに保って、アクセルを踏めばすぐに加速態勢に移れるように準備をしておいてくれる。ただし、この状態で高速道路を巡航していると、さすがにエンジン回転数が高すぎるような感じがします。かといってノーマルモードを選ぶと、今度は燃費優先でポンポンとシフトアップしていき、エンジンは1000rpmちょっとくらいでユルユルと回っている感じになっちゃう。おかげで、加速しようとすると2つか3つくらいシフトダウンすることになって、ここがちょっともどかしい。だから、本当はスポーツモードとノーマルモードの中間みたいなプログラムがあるといいんですが、なかなかうまくいかないものですね」(続く)

(語り=谷口信輝/まとめ=大谷達也<Little Wing>/写真=小林俊樹/編集=竹下元太郎)

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