LINEから目的地設定できる「カロッツェリア・サイバーナビ」発売

2018.05.02 自動車ニュース
「AVIC-CL902-M」
W(ワイド)XGAディスプレイを搭載するのが8V型画面の「AVIC-CL902」。これに写真の右の黒い箱状の機器「マルチドライブ・アシスト・ユニット」と、通信モジュール、フロントカメラを同梱するモデルは型番の末尾に「-M」が付く。
オープン価格(実勢価格22万円前後)
「AVIC-CL902-M」
	W(ワイド)XGAディスプレイを搭載するのが8V型画面の「AVIC-CL902」。これに写真の右の黒い箱状の機器「マルチドライブ・アシスト・ユニット」と、通信モジュール、フロントカメラを同梱するモデルは型番の末尾に「-M」が付く。
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パイオニアは、同社カーナビのフラッグシップモデルである「カロッツェリア・サイバーナビ」の2018年モデル「902」シリーズを発表した。発売は2018年6月となる。また、創業80周年記念の限定モデルは同年5月23日午前10時にインターネットで受け付けを開始する。

7V型WVGA画面を持つ横幅200mmのワイドモデル「AVIC-CW902」。2DIN型より20mm広げられた部分によく使うハードキーが配され、使いやすさを訴求。MAユニット付きモデル「AVIC-CW902-M」もある。
オープン価格(実勢価格14万円前後/Mモデルは6万円高)
7V型WVGA画面を持つ横幅200mmのワイドモデル「AVIC-CW902」。2DIN型より20mm広げられた部分によく使うハードキーが配され、使いやすさを訴求。MAユニット付きモデル「AVIC-CW902-M」もある。
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一般的な180mm幅の2DINモデルが「AVIC-CZ902」。ハードキーは本体下部に横に並ぶ。「サイバーナビ」はすべて、代表的な機能ボタンを配したワイヤレスリモコンを付属する。MAユニットは単品購入もできるので、あとからシステム追加することも可能。
オープン価格(実勢価格14万円前後)
一般的な180mm幅の2DINモデルが「AVIC-CZ902」。ハードキーは本体下部に横に並ぶ。「サイバーナビ」はすべて、代表的な機能ボタンを配したワイヤレスリモコンを付属する。MAユニットは単品購入もできるので、あとからシステム追加することも可能。
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LINEトーク中に出たスポットを目的地に

サイバーナビはほぼ2年に1度の割合で新製品を投入。昨年は「901」シリーズでフルモデルチェンジを実施したので、今回の2018年モデルはマイナーチェンジと位置づけられるが、注目したい変更点が随所にあるのでご紹介する。
2017年モデルの901シリーズはハイレゾへの対応をはじめ高音質パーツを投入するなどで音楽再生能力を飛躍的に高めたが、902シリーズは901の特徴はそのままに、使い勝手の向上に重点を置いて開発された。それはスマートフォンを最大限活用した連携プレイ。子会社のインクリメントP社が開発したアプリ「MapFanコネクト」や6月に配信予定の「MapFanAssist」がその役を担う。さらに、広く浸透したコミュニケーションアプリ「LINE」とサイバーナビを連携させ、日常生活からナビへの情報転送を意識することなくシームレスにつなげられるようにもした。

サイバーナビ専用アプリ、MapFanコネクトには「スポットフォルダ」「スポットリザーブ」「ドライブプラン」「マイカーシーク」の4つの機能がある。
スポットフォルダは、いつか行きたいと思ったスポットをブックマーク登録しておくと、サイバーナビのフォルダに200件まで自動保存され、いつでも目的地に設定することができる。スポットリザーブは、ドライブ前に決めたスポットをサイバーナビに送信し、クルマに乗ったらすぐに目的地設定ができる。ドライブプランは、経由地設定や一般道か有料道路かの指定など、これまでクルマに乗ってから行っていた細かい設定を、出発前にスマホやPC上で設定できる。マイカーシークは、サイバーナビ搭載車の位置情報や走行軌跡をスマホ/PCでリアルタイム表示できるというもの。搭載車で迎えにきてもらう場合にいまどこまで来ているかがわかるほか、車両盗難された場合の追跡にも役立つ。広い屋外駐車場でとめた場所がわからなくなったときでも便利に使える。

専用アプリは決まった目的地をナビに設定するのに対し、友人とトークしている時に出た場所をそのままナビに反映できるのが、LINEを使った連携のメリットだ。これはLINEボットである「MapFan BOT」を利用し、MapFanアカウントを友だち登録すればトーク中に決めた目的地やルートをサイバーナビに転送できるというもの。誰もが使うアプリで相談しながら決めたスポットを、簡単な操作でサイバーナビに保存したり目的地設定できるというのは便利だ。

10V型の大画面が特徴の「車種専用サイバーナビ」。装着可能スペースの関係で、現在のところトヨタの「アルファード」「ヴェルファイア」「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」「ホンダ・ステップワゴン」「日産セレナ」に装着可能。写真はセレナで、型番は「AVIC-CE902SE」。末尾の2文字が車種を表す。
オープン価格(すべて実勢価格24万円前後)
10V型の大画面が特徴の「車種専用サイバーナビ」。装着可能スペースの関係で、現在のところトヨタの「アルファード」「ヴェルファイア」「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」「ホンダ・ステップワゴン」「日産セレナ」に装着可能。写真はセレナで、型番は「AVIC-CE902SE」。末尾の2文字が車種を表す。
	オープン価格(すべて実勢価格24万円前後)拡大

従来モデルと同じ幅広いラインナップ

基本モデルは8V型と、2種の横幅サイズを用意した7V型の計3種。それぞれに「マルチドライブ・アシスト・ユニット(以下MAユニット)」を同梱(どうこん)するモデルが用意され、これを含めると計6モデルとなる(価格はいずれもオープン)。
ほかに10V型大画面の「車種専用モデル」も用意される。これはトヨタ、日産、ホンダの代表的なミニバンだけが対象で、それぞれMAユニット同梱/非同梱の2タイプを設定。MAユニットは2017年モデルから採用されているもので、専用カメラから得た映像をもとに各種警告を発して安全安心運転に寄与するというもの。また、映像記録装置も内蔵するのでドライブレコーダーとして利用することも可能で、駐車時に衝撃や振動を感じると車外の映像を記録することもできる。別売の室内専用カメラを接続すれば盗難対策や、ドライブの思い出づくり等さまざまな使用に対処する。

「サイバーナビx」の型番は「AVIC-CZ902XS」。2DINサイズの7V型1種で、価格は24万8000円(税別)とこれだけ小売価格を設定。徹底的なノイズ対策が施されており、装着時にはダッシュの中に埋没してしまう本体部分(写真では見せていない)はほぼ全面が銅メッキされて金色に輝く。フェイスやリモコンも部分的にローズゴールドに蒸着処理される。
「サイバーナビx」の型番は「AVIC-CZ902XS」。2DINサイズの7V型1種で、価格は24万8000円(税別)とこれだけ小売価格を設定。徹底的なノイズ対策が施されており、装着時にはダッシュの中に埋没してしまう本体部分(写真では見せていない)はほぼ全面が銅メッキされて金色に輝く。フェイスやリモコンも部分的にローズゴールドに蒸着処理される。拡大

もはやハイエンドオーディオの「x」には限定モデルも

もうひとつ注目に値する新シリーズが「サイバーナビx」。これは上記サイバーナビの内容に加えて、パイオニアがカーオーディオのハイエンドシリーズ「カロッツェリアx」で培った音響技術を惜しみなく投入したもの。一部にはハイエンドホームオーディオの開発思想も盛り込まれている。
具体的には、銅メッキされたシャシーやパーツを使うことで、音質に影響を及ぼすノイズを強力に遮断し、OFCの高音質ケーブルやハイエンドオーディオ用オペアンプ、専用コンデンサーなどの採用と相まってこれまでにない高音質を実現するという。外観にも操作部の一部にローズゴールドを、他のハードキーにはピアノブラック塗装を行うなど“普通の”サイバーナビと差別化を図る。横幅180mmの2DINサイズ・7V型のみで、価格は24万8000円(税別)と設定されている。
サイバーナビxには、パイオニアの創業80周年記念モデル「AVIC-CZ902XS-80」も、80台の台数限定で発売される。機器の内容は、80周年を記念するオープニング画像が表示されるほかは一般販売されるサイバーナビxと変わらないが、通信モジュールが同梱されるなど豪華なパッケージ内容となる。こちらの価格も24万8000円(税別)。5月23日午前10時からインターネットでのみ受け付ける。詳細はパイオニア80周年記念ページを参照のこと。

(文=尾澤英彦)

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